私達が毎日を健康に過ごす為に「食べること」はとても重要なことではないでしょうか?
人は何かを食べなければ生きて行くことができませんし、とてもおいしいものを食べたりすることは楽しみでもありますよね?
その食べるために必要なことは「噛むこと」ですよね。噛むことができなければ食べることが困難になります。
しっかりと噛んで食べないと十分に栄養を摂ることができず、結果的には健康に著しい影響を与えてしまいます。
またおいしいものを食べ、おいしいと感じるためには噛んで味わうことが必要ですよね。
そして噛むために必要なものが「歯」です。歯の健康が失われると私たちは毎日を快適に過ごすために必要な健康を失いかねないのです。
むし歯により健康を失わないためにも当サイトではむし歯になる原因とむし歯にならないための知識を得て
あらかじめ予防する方法をご説明したいと思います。
どうしてむし歯になるのでしょう?
「何かを食べた後に歯磨きをしないから」と答える人が多いでしょう。
その通りです。では、なぜ歯を磨かなければむし歯になるのでしょうか?
「食べかすが残っているから」ですよね?
では、食べかすが残っているからなぜむし歯になるのでしょうか?
漠然とは答えられるかもしれませんが、ちゃんとした理由を知らない方は結構多いのではないでしょうか?
人の口の中には必ず歯のばい菌である「歯垢」がいます。
何かを食べることで歯垢が活動しはじめ、食べ物の中に含まれる糖を取り込み酸を作り出します。
酸は口内を酸性にして歯の表面を溶かし始めるのです。これを脱灰と呼び、人は何かを食べるときにいつも脱灰を起こします。
逆に何も食べていないときは唾液の作用で口内が酸性から中性に返り、
唾液に含まれるカルシウムやリンが歯に吸収される形で元の状態に戻ります。これを再石灰化と呼びます。
むし歯になる理由が食べることにあるのは皆さんもよくご存知かと思いますが、
むし歯になる仕組みが食べている間に促進されているということをご存知の方は少ないのではないでしょうか?
脱灰によりむし歯となることがわかれば、食べなければむし歯になりにくいということをご理解頂けたと思います。
しかし、食べないわけにはいきませんよね。
では、脱灰を少しでも抑えてむし歯を予防するには、どうすれば良いのでしょうか?
まず一つは規則正しい食生活を習慣にするということです。
歯の表面が溶ける時間を少しでも少なくするために、不規則におやつを食べたり、ジュースを飲んだりすることを辞めるのは
とても効果的なことです。だらだらと長い時間をかけてものを食べるということは、それだけ脱灰を促進することになります。
逆に食後のコーヒーやデザートは歯の表面が溶ける時間を少なくするという意味ではとても効率的な食べ方といえます。
またよく噛んで食べることもむし歯対策に効果的です。
はじめにも書きましたが、唾液は酸性になった口の中を中性に戻してくれるという働きをしますので、
よく噛むことによって唾液の分泌が盛んになることでむし歯予防ができるのです。
ここまでお話したむし歯対策は自分でできることでしたが、むし歯を予防するためには他にも方法があります。
それは、歯医者さんに行くことです。
むし歯ができて痛みを感じるようになってから歯医者さんに行く方が多いと思いますが、
むし歯になる前に歯医者さんに行くことで効果的なむし歯予防ができますので、定期的に検診へ行くことをお薦めします。
歯を磨いているにも関わらず、むし歯のできる方は歯の磨き方に問題がある可能性があります。
歯医者さんではブラッシング指導もしてくれるので、きちんとした歯の磨き方を教えてもらうことはとても大切なむし歯対策につながります。
また歯の質を強くするために「フッ素」を塗ってもらうのも効果があります。
1年に1度でも定期的に歯を診てもらえればむし歯になっていても初期段階で治療ができるため、
時間もかからず治療に伴う痛みもほとんど感じることがないでしょう。
このように日々の生活で意識することや歯医者さんから正しい知識や処置をしてもらうことで歯の健康を守ることができます。
快適で健康的な毎日を失わないためにもむし歯の予防は大切なことではないでしょうか。