口呼吸と口臭

最近では、口呼吸をする人が増えていると言われます。ある大学の教授が、講義中にペットボトルのお茶を持っている学生がとても多いことに驚き、それは口やのどが渇くため、つまり口呼吸をする人(若者に多いらしい)が増えてきているためではないか、と指摘していました。しかし常に口で息をしていると、体にとっていろいろと不都合が出てきてしまいます。まず、体臭の中でも気にしている人が多いといわれる「口臭」が強くなります。口臭は、口腔内の病気である虫歯や歯周病によるところが多いのですが、口呼吸により虫歯や歯周病になりやすい環境が作られてしまうのです。

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それは唾液に関係しています。唾液というのは、口の中の食べ物のカスを洗い流したり、酸性度を一定に保つなどの役割をしています。口の中では、食事をするたびに、食べ物のカスによって虫歯になりかけ、それを唾液が治すというサイクルが繰り返されているのです。口呼吸をしていると、分泌された唾液がすぐ乾いてしまうため、唾液の役割が発揮されず虫歯や歯周病を進行させてしまうことになるのです。自分の体臭に悩んでいる人は、その部位やにおいによって対策は違いますが、口臭に悩んでいる人で口呼吸が原因のひとつと考えられる場合には、まずそこから治していくとよいかと思います。口呼吸を治すには、チュウイングガムを口を閉じて毎日1時間ほど噛むと効果があるようです。ただし、シュガーレスのガムにしてくださいね。

体臭について知っておきたいこと。

体臭が気になるのはどのようなときでしょうか?

 仕事の営業で訪問した先であったり、友人と過ごすランチタイムであったり、通学電車の中であったり、人それぞれだと思います。しかし、場面はそれぞれであっても、どの人でも毎日の生活習慣を見直すことで、体臭は改善されていくものです。

 当サイトでは体臭に関する様々な知識をお話するとともに、においを防ぐための対策についても紹介します。普段、自分のにおいが周りの人にどう思われているのか気になる方は是非ご一読下さい。今まで気づかなかったことがわかったり、今まで全く気にしていなかったけれど、少しケアしていみようと感じるかもしれません。

 体臭のことが気になる方は、予防、対策として、まず毎日の暮らしを送る上で、以下のようなことに気をつけてみてください。

●いつも清潔にする

 毎日お風呂に入ってからだを清潔に保つことはもちろんのこと、常にハンカチやタオルを携帯し、汗をかいたらすぐ拭き取るようにしましょう。からだを清潔に保つことで、皮膚表面の雑菌の繁殖を防ぎます。

●吸湿性、通気性のよい衣服を着用する

 下着や衣類は綿素材の吸湿性のよいものを選び、汗が悪臭に変わる前に発散させてしまいましょう。

●和食中心の食生活をこころがける

 野菜や穀物、魚が食卓に並んでいた昔の日本には、体臭の強い人は少なかったといわれます。低脂肪高繊維、植物性の食べ物を積極的に登場させましょう。

●動物性タンパク質や動物性脂肪の摂取量を減らす

 肉類やバター、チーズなどの乳製品には、体臭の原因となる動物性タンパク質や脂肪が多く含まれています。

●緑黄色野菜をたっぷり摂取する

 野菜に含まれる食物繊維は、腸内のにおい成分をまとめて排出してくれるだけでなく、便秘解消にも役立ちます。便秘は体臭や肌荒れにもつながります。

●お酒、タバコ、香辛料を控える

 根本的に体質を改善し、健康なからだを作ることは、体臭予防にも役立ちます。

●ストレスを上手に発散させる

 精神的ストレスは、からだの生理機能低下を起こしたり皮脂の分泌を促すなどして体臭や多汗の原因となります。

●体臭の原因となる疾患がある場合は治療しましょう

 肥満や肝障害、腎障害、糖尿病などがあると、血液中ににおい物質が増えてしまいます。

 生活習慣を見直し、体臭を気にせず健康的な毎日を送ってください。

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