妊娠1ヶ月のママと赤ちゃんの症状

「生理がこないなぁ。いつもは毎月おくれずにきてるのに。」

予定から1週間~1ヵ月と生理が遅れ、妊娠検査薬で検査して陽性の印がでて産婦人科で「おめでとう!妊娠5週です。」といわれる驚きと喜びの妊婦生活がスタートされる方が多くいます。

妊娠1ヶ月の0~3週は自覚症状がほとんど無いため気づかずにすごされる方も多いかもしれません。

妊娠1ヶ月の期間、妊婦さんにはどんな症状が現れ、ママと赤ちゃんの体どうなっているのでしょうか?ご紹介したいと思います。

妊娠1ヶ月(0~3週)ママの体の症状

初めて妊娠した方はもちろん、出産経験のあるママさんでも妊娠週数の初期の数え方はわかりにくいようです。

最終月経が始まった日が妊娠週数の始まりの0週0日になります。月経中から妊娠週数のカウントは始まることになるわけです。

最終月経が終わると同時に、卵子が体の中の卵巣で育ちはじめ、子宮内膜が徐々に厚くなっていき妊娠できる状態になります。

排卵は最終月経がはじまってから大体14日ぐらいで起こります。(月経28日周期の人の場合)この排卵日の前後に性交があり、二人の精子と卵子が出会って受精した場合に初めて受精卵が誕生するわけです。

卵管で誕生された受精卵は何度も何度も細胞分裂を繰り返して子宮へと移動していきます。受精が始まってから大体1週間後に子宮内膜に受精卵がたどり着いた時、ついに妊娠が成立するわけです。

妊娠が成立したときは、妊娠週数で数えると3週ごろになります。このころのママの自覚症状はほとんどありません。

妊娠1ヵ月目にママが感じる症状には、イライラ、眠気、肌荒れ、おりものがでる、おっぱいが張る、便秘、吐き気などがあります。この症状は妊娠を継続する為に体の中のホルモン(女性ホルモンなど)が活発に分泌されるころからあらわれます。

自覚症状は個人によって違いますが、上記で述べた症状があらわれたら妊娠のサインかな?と知っておくと良いと思います。

妊娠1ヶ月(0~3週)赤ちゃんの成長

卵管で赤ちゃんとなる受精卵が誕生するのは妊娠週数の2週間目ぐらいになります。(月経28日周期の妊婦の場合)

受精からだいたい3日後ぐらいに受精卵は子宮にたどりつきます。受精卵は子宮への移動中に自分の体を何度も何度も分裂させ、子宮につく頃には桑の実のような形になるぐらい変化させます。桑実胚(そうじつはい)と呼ばれるている受精卵が、胞胚(ほうはい)に変わりついに着床(妊娠が成立)という状態となるのです。

難しい言葉が続きわかりにくいかもしれませんが、受精卵は子宮にたどり着くまでにビックリするスピードで変化していきます。しかし大きさ自体が非常に小さいため、この時期は超音波検査などで確認することはまだできません。

妊娠週数の3週末頃になると、心臓、肝臓、脳や脊髄に発達する中枢神経など命に関わる大切な器官となる組織がだいたい出来上がっています。

受精卵の着床する妊娠1ヶ月の間は非常に流産の危険が高い時期になります。上でご紹介したように受精卵は子宮への移動中に繰り返し分裂を行います。

この細胞分裂が十分に行われない場合、子宮に着床することができません。そして着床して着床した後も、超音波検査などで赤ちゃんの心拍音を確認できるようになるまでは少し心配がある時期が続くかもしれないです。

妊娠した後にパパとママが気になること。それは赤ちゃんの性別ですよね。これ実は受精した時つまり妊娠1ヶ月の間にすでに決まっています。

性別は性染色体(XとY)の組み合わせで決まります。卵子(お母さん)の性染色体はXで、精子(お父さん)の性染色体はXとYがあります。XXの場合が赤ちゃんが女の子、XYの場合が男の子です。

妊娠1ヶ月で性別は決まっていますが、気になるパパとママが性別を知るのはもう少し先になります。超音波映像などで確認できる頃になるまで暖かく胎児の成長を見守ってあげましょう!